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北朝鮮、中国人を拉致 沈黙する中共

2010年02月18日

【新唐人2009年11月24日付ニュース】韓国メディアの報道によると過去十年間、北朝鮮は自国民が中国に脱出するのを防ぐため工作員を派遣し国境を越えて,脱北者を助けた約200人の中国朝鮮人を拉致し、北朝鮮内に監禁している。一方中共は自国民の拉致に関し、沈黙を守っている。 

「朝鮮日報」の最近の報道によると、90年代末より、生きるために大勢の北朝鮮人が国境を越え中国に逃亡。中国の多くの朝鮮人が脱北者を援助してきた。しかしこれらの朝鮮人の人らは中国国内で北朝鮮工作員に拉致され、北朝鮮内の施設に監禁されている。しかし中国当局は北朝鮮に抗議・釈放を求める様子は一切ないと報道は強調した。 

韓国の難民支援組織「北朝鮮民主化委員会」が中国吉林省長白県政府から入手した資料によると、十年来拉致された中国国民は200人に上る。報道は中国の朝鮮人の話を引用した。「韓国や日本での北朝鮮による拉致事件はよく知られているが、実際は中国本土での拉致が最も深刻だ。」 

また、ある朝鮮人は「中国政府が人道的にこれらの問題を見るのはありえない。中朝両国の関係を考えることが優先事項だ。」と言う。 

中国は1982年に国連難民条約に加盟した。条約では、加盟国は難民を母国に送還してはならないと定めている。北朝鮮は脱北者に対し厳しい刑罰を与えている。例を挙げると、針金で肩甲骨をつなぐ、判決無しに集団処刑を行う、または集中キャンプに送るなどなど。中共当局は政治的理由から、大量の脱北者を北朝鮮に送還している。 

国際社会の非難にも関わらず中共当局は脱北者の送還を続けているが、北朝鮮は中共の言いなりにはならないようだ。4年前、カンボジアとルワンダの集団虐殺を調査していた国連の前人権報告者のデビッド・ホーク氏は自身の報告書「北朝鮮 隠された強制収容所」で北朝鮮の妊婦に対する虐待、嬰児虐殺を告発。送還された脱北者の女性が妊娠した場合強制堕胎(だたい)されるか、あるいは生まれた赤ん坊を母親の前で殺す。理由は、北朝鮮は中国人の血をひく子供は扶養しないとのことだ。 

中国人の血をひく嬰児を殺す以外にも、フォーク氏の報告書では北朝鮮の収容所での恐ろしい罪業の数々が暴露された。脱北に成功した元受刑者や元警備兵の証言によると、政治犯に対する虐待はどれも残虐極まりないという。 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2009/11/24/a379933.html#video (中国語)

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